車の傷の「消す」と「取る」の違いは?
2014.02.03
車の磨き方、洗車の方法、手入れの方法、コーティングの知識等知っているだけで損しない、車磨きの知識を教えます!
●車の傷の「消す」と「取る」の違いは?
良く販売されているケミカル剤で「傷を消す」と書いてあるものをお使いになった事はありませんか?
特に濃色車に乗っている方の殆どはその経験があると言われます。
また、異口同音に「すぐ効かなくなったとも言われます。
残念ながら傷消しのケミカル剤で「傷を消す」と書いてあるのは「傷を隠す」と解釈した方が良いでしょう。
要するにそのケミカル剤の効果がある間は傷を見えづらくしていますがその効果が無くなると再び傷が目立ってしまいます。傷があるとその傷の部分に光が反射して目立つのでありその傷口にケミカル剤を塗って傷を一時的に埋める事により傷を目立たなくしている訳です。
新車からあまり期間が経っていない車や傷があまり無い車はそれでも良いと思いますが、傷が多くなったり深くなったりするとその誤魔化しが効かなくなりますのでその時は「傷を取る」=「ボディの塗装面を研磨して新車時の状態により近づける事」が一番の解決方法です。
この事は虫歯の痛みを薬で一時的に和らげても根本的な治療にならないのと一緒です。
ボディを研磨するにはご自分でポリッシャーで磨くか、コーティングショップで磨くかの何れかで手作業で傷を取る事は出来ない事はないですが大変です。